祝日と祭日の違いとは


「祝日」と「祭日」って聞いたことがあるのですが、違いが良くわからず、ちょっと調べてみました。

 

まず「祭日」は、皇室の祭典や神社のお祭りなど宗教などの儀式の日との事です。

皇室の祭日も休日でした。

ということで、昔の国民の休日には祭日も存在していました。

そのため、あわせて祝祭日という呼び方もありました。

現在ではその名残で「祭日」とか「祝祭日」と呼ぶ事があるようです。

 

ただし、『国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)』が施行され、

 

第1条

自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

 

第2条

「国民の祝日」を次のように定める。

 

元日 2016/01/01 年のはじめを祝う。
成人の日 1月の第2月曜日 おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日 政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う。
春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日 2016/04/29 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日 2016/05/03 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日 2016/05/04 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日 2016/05/05 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日 7月の第3月曜日 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
山の日 2016/08/11 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
敬老の日 9月の第3月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日 秋分日 祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
体育の日 10月の第2月曜日 スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
文化の日 2016/11/03 自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日 2016/11/23 勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
天皇誕生日 2016/12/23 天皇の誕生日を祝う。

 

第3条

「国民の祝日」は、休日とする。

2.「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。

3.その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。

 

 

 

 

ということで、法律的には「祝日」が正解なんですね。